ファミリーベーシックのキーボードどうでしょう
本日のaitendo
今日も大好きなaitendoの話から始めます。
KBコントローラきっとという、HOLTEKのキーボード用IC、HT82K629Aに必要な部品を付けたキットが売ってます。これを使ってキーボードを作るにはどうすれば一番手っ取り早いんでしょうか。正解はこれかもしれませんが…
FLINT キーボードを作ろうぜ!キット - スイッチサイエンス
ICの動作について
HT82K629Aの動作は、(1)入力したいキーの一覧を20×8の配列で定義していて、(2)その配列の押したいキーを表す行×列の2つのピンをショートしてあげると、(3)USBなりPS/2に入力されたよとデータを送ってあげる、という3段構成(?)になっています。いるみたいです。
というかHOLTEKのICに限らず、一般的にマトリクスを定義して(上記(1))、そのマトリクスの場所を指定して(上記(2))、それぞれのプロトコルでホストと通信(上記(3))してやればキーが入力される、というのがキーボードの仕組みのようです。
お気に入りの某家族的トイキーボードを使いたい
では、 例えば使いたいキーボードが表題の某家族的入門言語のキーボードだったら、というと、(1)のマトリクスが9×8、(3)のプロトコルというかジョイスティックポートの4本を入力、2本を出力に使うかなんかでファミコン本体に送っているらしいです。
Enri's Home PAGE (ファミリー ベーシック)
…うん、ファミコンとPCの両方で使えるようにしないとなんて考えなければ*1、(1)をゴニョゴニョしてHOLTEKのIC用に乗っ取ってやると一番手っ取り早そうですね。
で、ファミベーのキーボードを分解してみる
今日はこの辺まで。ふつうにネジを外すと鉄板が出てくるのですが、
ここで鉄板から基板を外すと
キーボードが出てきます。さらにこいつの裏ネジをさらに外すのですが、
上のように
キー→マトリクスの行の配線を導電性塗料で描いたフィルム
→配線の絶縁用にキーのピンが当たる部分だけ丸穴の空いたフィルム
→マトリクスの列配線のフィルム、
と分解出来ます。
動作としては、
ボタンが押されるとキーのピンが行の配線と列の配線をショート
→マトリクスが回路を伝ってプロトコル経由で本体にキー入力データが飛ぶ、
という仕組みになっているみたいです。(変な日本語ですが)
たぶん安物のUSBキーボードとかでも構造はおんなじなんじゃないかなと推測してます。鉄板があるだけファミベーの方が高級品だったりして。
…ということは、フィルム部分を書き替えれば簡単に乗っ取れそうな気がするのですが、それどうやってやんのよ、というところがネックになってくるのかなあ。
で、次回は何するか(ネタばれ)
作業に備えて次の買いモノをしましたよ。
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あとは手持ちの千枚通しとか、配線材とか上記aitendoのキットとかを使えば何とかならないかなあ。