PICとAVR、今から始めるならどっちか、という議論はどっちかと言うと。
PICとAVRを比べた時、AVRに優位性はない。むしろ未来はない、的な。
ググってたら
秋月目線で比較するPICとAVR
という記事があって、何となく書いてる本人はシャレで言ってない感じがプンプン匂うんで、そうなんかなあ、確かにあれやもんなあ*1とか思ってしまって、何かショボーンとしたり。
AVRなんてRaspberryPiにジャンパ6本飛ばしたらすぐに書けるしと思ってたけど、PICもラズパイにジャンパ飛ばすだけでちゃんと書き込みできるみたいだし。*2
Raspberry PiでPICマイコンを焼く – blog.akimasa.jp
んー、でもさあ
Arduinoってあるじゃん?このひとは記事の中で一回も触れてないけど。
このひとが記事書いた2014年には人口に膾炙していると思うんだけどね。*3
https://www.arduino.cc/
これAVRマイコンで作るやつだし、aitendoのあちゃんでいいの2なんていう、なんちゃってArduino製造ギブスみたいな基板は50円弱で買えるよ。*4
http://www.aitendo.com/product/12175
PICにもPICSYSフレームワーク | マイクロファン ラボなんて便利なもんあるらしいけど、これタダじゃないみたいなニュアンスじゃなーい?
ちなみにArduinoは秋月の店の前のワゴンの辺に置かれてるけどPICチップは探さないと見つからないんじゃないっけ?
まあAVRのチップ単体もおんなじだけどさ。
ていうかそんなシャバいもん使うな、って?
想定ですが、まあ、たぶん、上記記事のヒトならこういい返すんじゃあないかなあ。
メーカーお仕着せのヘンテコなパンツはいたC++*5みたいな環境あてがわれて喜んでんじゃねーよ厨房。
PICならライブラリもサンプルも無料*6で豊富にあって必要ならば好きなコンパイラが選べんだよマヌケ、って。
確かに納得できます。PICは、この人の話を真に受けるならば、性能に合わせて石を選べて、安いやつはとことん安い。
だからやる事が決まってて、それがPICで実現できることが分かってて、どれ位の性能のPIC使えばできるか分かってて、自分である程度以上何とかできる人にとっては、絶対にPICの方がいいし勉強になる。
そういうことが言いたいんだったら、そりゃあ、そうですねーと思うのよ。*7
でもそれ初心者じゃないじゃん、既に。組み込み屋予備軍か高専生じゃん。
これから何もかも始める人にはArduinoでもいーんじゃなーい?と思うんですよ。
ちなみに
お金と設置スペースと電力に余裕があったらラズパイZeroとPythonでテキトーに済ませるけど、どれか足りないかもったいない時に使うのがPICとかArduinoだよね、てのが前提。
Zeroってスイッチサイエンスだったら1,000円弱で買えるよね。まともなOSが載ってるアレが。まず試すべきなのはこれじゃなーい?
*1:AVRの会社はPICの会社に買われてしまった
*2:pickleてやつの方ができることが多いらしいけど。
*3:だからシャレで言ってるのかもしれないという予想は捨てきれない。
*4:どうも基板設計時にピッチをミスして、無理しないとブレッドボードに刺さらなくなったせいで投げ売りされているらしい。無くなるのは時間の問題と思われつつ、平成のうちには売り切ることができなかった。
*5:C++自体がパンツはいたCだし、C自体がパンツはいたアセンブラだったりはします。C#はパンツじゃなくて紙オムツで、Objective-Cはパンツでなくてペニスサックですかね。
*6:それとも…まさかサンプルってPICの石自体をタダでくれるのか?
*7:ちなみにAVRのオワコン石、ATMega8はeBayで100円弱で買える気がするし、いくらオワコンとはいえ大体の場合はこれで事足りるんじゃないかなとも思うけどね。